宿に戻ってきた相浦はどうやら歓迎されていないようです。
女性であるお母さんとおばあさんはどこかに出かけたようで、帰ってきた2人の様子を見ると相浦のことについて何やら相談しに行っていたようです。
そこに澄子が行かなかったということはそこまで村の風習に関わっていないのではないかと考えられます。
それでも、帰ってきた2人は澄子に相談内容を話しているようなんですよね。
ん~、相浦がいることがやはり都合悪いようですが、一体何なんでしょうね?
お宮さんの儀式をのぞいたことがダメだったのでしょうか?
あの一件から何やら宿屋の女性達の態度が少し変わってきたように感じますしね。
そんな宿屋の住人達の態度に不安を覚えた相浦は再び同級生に電話をかけますが、テレフォンカードの度数がなくなり、「柤ヶ沢」にいることしか伝えることが出来ませんでした。
テレフォンカードって今の時代使う人が少ないと思いますが、使ったことがある人は分かるのではないでしょうか?
テレフォンカードの度数ってこれまたすぐになくなっちゃうんですよね。
それでも、とりあえず今いる場所を外部の人間に伝えることが出来た相浦君。
ここからまた話が展開していくのでしょうか。
外部の人間が相浦を訪ねて、事件が起こるのでしょうか。
中々中毒性のある作品ですね。
中々やめることができません。
親切だった澄子までが冷たい態度に豹変したことにとまどいをかくせない相浦君。
これは私達読者も全く同じ気持ちでしょう。
そんな中、テレフォンカードを買いに出かけ、途中で足を怪我してしまいます。
そこで澄子と会い、ハンカチが汚れるにもかかわらず応急手当てをしてくれます。
いつもの不愛想な澄子に戻っているものの優しいところは変わりませんね。
そしてテレフォンカードを買いに行こうとしていた事情を聞き、「ブルーハーツのはもう使っちゃったの?」という澄子の問いにそのテレフォンカードを使うという発想が全くなかった様子を見せる相浦。
そんな相浦の態度を見て、やっと澄子は笑います。
その後は本当に中学生らしいほんわかした会話のやりとりがなされます。
10話の冒頭で1話の村の異常な雰囲気がまた戻ってきたような感じがしましたが、ここでオアシス的な役割として少し空気をやわらげているようにもみえます。
読者をずっと暗い気持ちにさせない工夫かもしれませんね。
少し考えすぎなような気がしますが。
そして何やら驚いた顔の相浦で10話が終了します。
澄子が何かしたのでしょうか?
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